気がつくと発生しているお風呂場のカビや、ピンク色のヌルヌルした汚れ。床や壁だけでなく、浴槽のふたやシャンプーボトルの底・せっけん箱・子供用のおもちゃなどにも広がって、お掃除が本当にめんどうですね。
ピンク色の汚れの正体は?
ピンクの汚れはカビではなく、「ロドトルラ」と呼ばれる菌類。カビと同じ環境を好み、非常に速いスピードで繁殖します。この汚れを見かけたら、すぐにカビも生えてくるというサインです。
お掃除の手間を減らすには、カビや菌の発生を抑えることがポイントです。入浴後のちょっとした工夫で、お風呂を清潔に保ち、汚れのもとを撃退しましょう。
カビには3つの好物があるので、それをシャットアウトしていきましょう。ピンクの菌の発生を抑える方法も、基本的に同じでOKです。
■温度:20~30℃の温かい場所を好む
【対策】人間が心地よいと思う気温はカビにも最適。残念ながら温度の対策はできません。
■湿度:水気がある場所ほど、カビの成長はスピードアップ
【対策】お風呂場の水気をサッと拭き取り、換気扇を長時間つける、窓を開けるなど徹底的に換気をします。浴室暖房があればラクチン。必ずつけてしっかり乾燥させましょう。
■栄養:せっけんカスや皮脂汚れ、排水口の髪の毛などがエサ
【対策】熱めのお湯で、壁や床・鏡などに飛び散ったせっけんやシャンプーなどを洗い流します。排水口の髪の毛も毎回取ってください。
「温度」の管理は難しいものの、「湿度」と「栄養」はコントロールできてとても効果的です。どれも数分で終わるので、最後に入浴した人の習慣にするのがオススメです!