
「ハーブソルト」とは、塩に乾燥ハーブやスパイスをブレンドしたもの。料理にサッと振るだけで香りがよくなり、味わいに奥行きが出る便利な調味料です。
どんなハーブが合うの?
市販のハーブソルトも人気ですが、自分好みのオリジナルをつくるのもオススメです。ハーブの選び方で爽やかな香りや独特の風味、スパイシーさを加えることができます。1種類のハーブでなく、数種類組み合わせるとより複雑な味わいに。
よく使われるのはローズマリーやローリエ、タイム、オレガノ、イタリアンパセリ、バジルなどで、オニオンパウダーやガーリックパウダーを入れると旨みとコクが出ます。パセリやバジルを加えれば、きれいなグリーンの色と香りが楽しめます。
ハーブソルトをつくってみよう
(1)塩をフライパンで炒り、水分を飛ばして冷ましておく。
(2)ドライハーブが大粒のときは刻む。
(3)塩とドライハーブを半々くらいの比率で混ぜ、清潔な密閉容器に入れる。
クセの強いハーブを入れるときは、少なめの量からトライしましょう。ドライハーブを使うと塩と混ぜるだけでカンタンにでき、日持ちもするので便利です。
またフレッシュハーブを使うと、非常に香りがよく格別な味わいになります。ハーブはよく洗って茎など不要な部分を除き、しっかりとキッチンペーパーなどで水気を取ってから刻みましょう。塩と混ぜ軽く炒って水分を飛ばし、できあがったら冷蔵庫で保存します。
ドライハーブより傷みやすいので、早めに使い切ってください。
ハーブソルトのつくり方はシンプルですが、料理にかけたり混ぜて使うと、ひと味違うごちそうになります。おもてなし料理にもピッタリです。
振りかけて使う
普段使う塩の代わりに、塩分がほしい料理の仕上げに振りかけるだけでおいしい1品に。シンプルにゆでたじゃがいもやバターを塗ったパンに振ったり、オムレツ、チキンソテー、サラダ、マリネ、パスタなど幅広いメニューに活躍します。
下味として使う
肉や魚の下ごしらえに使うと、味つけだけでなく臭み消しの効果もあります。バーベキューなどアウトドア料理にも便利で、炒め物やカレーやシチューといった煮込み料理に加えても。
和風の料理に合わせるなら
和風のメニューには、柚子や山椒、青のり、大葉、赤しそ、かつおぶし、しょうがパウダーなどを使ったハーブソルトもよく合います。天ぷらのつけ塩やおにぎり、冷ややっこ、和風ドレッシングなどにお試しください。
塩分控えめもサポート
塩分を控えたい方にも、ハーブソルトはオススメです。減塩するとどうしても物足りない味になりがちですが、ハーブやスパイスの香りで味を引き締めたり、風味とコクが感じやすくなります。