昔からある健康法の理由とは

「頭寒足熱」は言葉の通り、頭を涼しくして足元をしっかり温めること。昔から健康にいいと言われ、身体のコリやカゼなどの予防にも役立ちます。

なぜ頭寒足熱は健康にいいの？
【足を温める】
足は身体の中で心臓から一番遠く、冷えやすい部位です。温めることで血行がよくなるので、ポカポカして冷えから来る肩や首のコリ、頭痛・めまいなどの緩和に。

【頭を冷やす】
頭はもともと、脳が活発に活動してエネルギーをたくさん使い、熱がたまりやすいところ。頭が熱いとのぼせなどにつながるので、涼しくしておく方がよく、勉強や仕事の集中力もアップしやすくなります。
頭寒足熱をすることで体内の自律神経が整い、安眠やリラックスにも効果があります。

頭の冷やしすぎは禁物
頭は発熱があるときは氷枕などで急冷しますが、通常は風通しをよくして、すっきり気持ちいいと感じる程度に。冷やしすぎると血管が収縮して、血行不良になってしまいます。
頭寒足熱は「足と頭の温度差を平均的にする」という感覚にするのがオススメです。

理想的な頭寒足熱は床暖房

「頭寒足熱」は特に足が冷える冬に意識しておくと、毎日快適に過ごせます。部屋の暖房器具がポイントなので、上手にチョイスしましょう。

温風式の暖房は足元が冷えやすい
部屋で暖房を使うと、暖められた空気は上に上がります。エアコンやストーブ、ヒーターなど温風が出るタイプの暖房は、足元が冷えやすく、頭は熱くなりがち。暖房にあたっていて、頭がぼんやりしてしまったという経験はありませんか？　

厚手のソックスやルームシューズなどで足をしっかりと保温しておくと、あまり暖房の設定温度を上げなくても温かく感じます。光熱費の節約にもお役立ち。同じ種類の暖房機でも、足元をパワフルに温めてくれる能力が高い機種がオススメです。

理想的なのは床暖房！
「頭寒足熱」にぴったりな暖房は「床暖房」です。温めにくい足元から熱を伝えるので、身体中の血行がよくなり、頭はすっきり涼しさをキープ。足だけが温かくなる電気カーペットとは違い、部屋全体を快適な温度で包んでくれます。

「頭寒足熱」が自然にできる床暖房で毎日元気に！